イケア・ジャパンは、原宿に続く都市型店舗の2店舗となる「IKEA 渋谷」を11月30日にオープンした。世界的にみてもイケアで初となる7階建ての店舗で、約3,100点が展示されている。
充実の品揃えの都市型店舗「IKEA 渋谷」
2020年6月に初の都市型店舗としてオープンした「IKEA原宿」。それに続く2店舗目の都市型店舗として「IKEA 渋谷」がオープンした。この7階建ての店舗は、IKEA原宿が総面積約2,500㎡だったのに対し、IKEA渋谷はそのほぼ倍となる約4,800㎡の広さ。商品は約3,100点が展示されており、そのうち約1,800点は当日持ち帰りが可能。都市型といってもかなり充実した品揃えだ。7階には2021年春にレストランも開業予定。
1Fには、イケア初となるベジドッグ専門スウェーデンビストロがオープン。お肉を使わないイケアのベジドッグは、食物繊維やたんぱく質、ビタミン、栄養素を豊富に含んでいるうえ、低脂肪・低コレステロール・低カロリーの食品になっているとのこと。
IKEA渋谷では、従来のイケアストアで販売している2種類のベジドッグに加え、8種類の限定商品を販売する。ベジドッグはドリンクやポテトチップがついたセットメニューも展開。ほかにも、シナモンロールなどのパンや、UTZ認証のコーヒー、プラントラーメン、北欧の低アルコールビールなども販売する。
イケア・ジャパン代表取締役社長 兼 Chief Sustainability Officerのヘレン・フォン・ライス氏は、「世界で気候変動・気候危機という問題を共通で抱えています。イケアは、2030年までにクライメートポジティブを達成するという目標を掲げており、食べ物に使用するCO₂排出量の高さに目を向けています。植物由来のメニューに変え、それをお客様に召し上がっていただくことで、目標に向けた大きな一歩を踏み出せると考えています」とコメントしている。

イケア・ジャパン代表取締役社長 兼 Chief Sustainability Officerのヘレン・フォン・ライス氏
また、3店舗目の都市型店舗としてIKEA新宿を2021年春にオープンすることを発表した。フラッと立ち寄れる立地に立て続けに出店される形となり、一気に身近な存在となりそうだ。