フリマアプリ「メルカリ」を提供するメルカリは、6月19日東証マザーズに上場した。初日の終値は公開価格を約77%上回る5,300円となり、時価総額は7,172億円となった。
これにより、東証マザーズの時価総額でトップとなり、2位のミクシィの2,317億円を大きく上回る規模での上場となった。
年間流通総額は3,000億円弱まで成長
「メルカリ」は、個人間で簡単に売買できる日本最大のフリマアプリ。2013年7月にサービスを開始し、まもなく5周年を迎える。
2018年3月時点のアプリのダウンロード数は国内のみで7,100万件で、アメリカやイギリスのダウンロード数を含めると1億件を超える。
実際にどの程度利用されているかという点では、2018年3月時点の月間ユニークユーザー数が1,054万人、月間流通総額は324億円、年間流通総額は2,916億円となっており、国内で圧倒的な存在感を示している。
6月19日に行われた記者会見では、経済産業省が発表した過去一年間に不用となった製品の推定価値7.6兆円を引き合いに出し、国内の中古品市場にはまだまだ大きな成長ポテンシャルがある認識を示した。今後の成長戦略としては、「日本メルカリの更なる成長」「メルカリエコシステムの構築」「USでの成長」を掲げている。
経済産業省の電子商取引に関する市場調査(PDF)より抜粋
メルカリは「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションの達成に向けて挑戦を続ける。