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STORES.jpとオープンロジが提携 ー 物流業務のアウトソーシングを簡単に

最短2分でネットショップを作成できる「STORES.jp」を運営するストアーズ・ドット・ジェーピーと、物流のアウトソージングを小規模な事業者から可能にするサービス「オープンロジ」を展開するオープンロジは、物流面における戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。
「STORES.jp」の利用者向けに商品保管・配送代行を行う「倉庫サービス」を提供する。

将来的には発送業務の自動化も見据える

「オープンロジ」は、入庫から保管、梱包・配送までの物流を一括でアウトソーシングできるサービス。物流倉庫会社をネットワーク化し、非稼働時間・遊休スペースを活用することで、低価格なサービスを実現している。
初期費用・月額固定費は不要で、スペース単位での契約ではなく、個数での契約となるのが特徴だ。
1点から物流業務のアウトソーシングが可能で、預けた分だけ費用が発生する仕組みのため、小・中規模でも利用しやすいサービスとなっており、「STORES.jp」の利用者層との相性も良い。
「STORES.jp」では、これまでも商品の保管・発送を代行する倉庫サービスを提供してきたが、オープンロジと連携することにより、使いやすさと価格面での改善が行われた。
使いやすさの面では、これまで倉庫サービスを使う際には別の管理画面を開く必要があったところを、入庫・保管・発送指示といった手続きを「STORES.jp」の管理画面上で行えるようにし、すべての手続きを完結できるようにした。料金の支払いに関してもストアーズ・ドット・ジェーピーが一括して行う。
価格面では、これまで配送料一律800円だったところを、330円〜利用できるようにした。価格はサイズによって変更するが、割高だった小さいサイズの荷物でも利用しやすくなった。
また、保管料に関してもこれまで1個/1日あたり一律25円(税別)だったところを、0.2円〜利用できるようにしている。
商品が売れれば売れるほど負担が高まる物流業務。自社でまかなうには、商品を安全に保管するスペースに加え、在庫管理業務、商品発注後の出荷業務を行うスタッフの手も必要になり、なかなか十分な環境を整えることは難しい。
本来の業務に専念するために、物流業務をアウトソーシングする選択肢があることは、運営面で手が足りないオーナーの大きな手助けとなりそうだ。
今後は、注文が入った商品の発送を自動化する「自動出荷機能」を加える予定で、さらなる負担軽減にも取り組んでいく。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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