短期商用不動産利用のマーケットプレイス「SHOPCOUNTER(ショップカウンター)」を提供するCOUNTERWORKSは、EC事業者やクリエイターを対象とした、商業施設でのポップアップストア出店支援を開始する。
連携する9社が運営する商業施設におけるポップアップストアやイベント展開のノウハウを提供し、柔軟な出店活動の支援を行う。
ポップストア出店の敷居を下げる
「SHOPCOUNTER」は、ポップアップストア(期間限定ショップ)や展示会を開催するためのスペースを検索し、予約から決済までを行うことができるオンラインマーケットプレイスだ。レンタルスペースを借りる場合の初期費用や保証金は不要で、日額で借りることができるため、短期で借りやすい仕組みとなっている。
ECサイトのみで独自ブランドを販売してきたオーナーにとって、次の一手として検討したいポップアップストアだが、ECのみで展開してきたオーナーにとっては敷居が高い面もある。
スペースを借りられたとしても「どのようにディスプレイすれば良いのか」「どうやって集客するか」などをはじめ、ECサイトを運営とは全く異なるノウハウが必要となるからだ。
今回の「SHOPCOUNTER」の取り組みは、そんな悩みを持つオーナーを支援するものとなる。
そもそも商業施設は一定の集客が見込めるため、ポップアップストアの最初の入り口として最適な面がある。加えて、希望者は当日の店舗運営のアドバイスをCOUNTERWORKSより受けることができるため、右も左もわからないオーナーにとって心強い味方となる。
これまでも「SHOPCOUNTER」では、商業施設のポップアップストアを支援してきた実績があり、様々なノウハウを蓄積している。ディスプレイや価格設定、接客など、商品を売るための様々なアドバイスを受けることができ、出店効果の最大化を図ることができる。
そもそも「商業施設に出店しても大丈夫なのか」という不安もあるだろう。そこで、今回は「出店診断ツール」も用意することで、自分のブランドが出店に見合うかどうかを簡単に診断することができる。
具体的には、出店希望者が運営するSNSアカウントを解析し、どのような形態で出店すれば良いかの診断が行われる形だ。例えば一定の基準以上のファンがついているブランドであれば「ショッピングモール」での出店を推奨、それ以下であれば「合同出店」を推薦するといったものになる。診断は過去の実績を元にして結果を算出しているとのことだ。
今回の取り組みは、出店を希望するオーナーだけでなく、商業施設を運営する企業の「新しい出店者に出会いたい」「空きスペースを有効活用したい」といったニーズにも応えるものとなる。
同社は今後もポップアップストアを出店しやすい仕組みを構築していくとしている。