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メルカリ、ライブ配信機能を企業向けに開放 ー ネスレなどが参加

メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」内で展開するライブ配信機能を企業向けに提供開始したことを発表した。12月1日からメーカーやEC事業者などの11社が参加することが決まっている。

企業は特例としてライブ配信のみ利用可能に

「メルカリチャンネル」は、メルカリのアプリ上でライブ配信をしながら商品を売ることができる機能。メルカリを利用する全ユーザーに向けて配信することができ、視聴者のコメントに反応しながらインタラクティブな配信が行える。
2017年7月のオープン時にはタレントや一部ユーザーのみが利用できる機能だったが、現在は一般ユーザーにも開放されており、24時間いつでもライブ配信が可能となっている。
メルカリはあくまで個人間取引を前提としたサービスであるため、企業による出品を認めていない。その為、今回のライブ配信機能のみ特例として企業に開放する形となる。出品した商品は通常の検索結果にも表示されない為、ライブ配信中に販売することが前提だ。
企業はこちらから出店申込が可能で、メルカリによる審査を経て利用することができる。販売手数料は商品が売れた場合にのみ10%発生する仕組みで、初期費用や月額利用料などはかからない。
12月1日時点で、ネスレ日本や夢展望などの11社の参加が決まっている。メルカリは企業による利用に関して「食品メーカーが商品を使って実際に調理している様子をライブ配信したり、アパレルメーカーが衣服を着用した様子やコーディネートの方法を見せながら販売したり等の活用を見込んでいます。」とコメントしている。
企業が自由に配信できるテレビショッピングのような形になるのだろうか。企業によりどのような配信が行われるか注目したい。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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