日本最大級のリユースデパートを展開するコメ兵は、鑑定付きのブランド品フリマアプリ「KANTE(カンテ)」の提供を11月7日より開始した。鑑定付きのサービスを提供することで安心さをウリにする。
事前鑑定付きの安心さがウリ
ブランドリユース業界でトップシェアを持つコメ兵がいよいよフリマアプリ市場に参入する。店舗や宅配買取などで年間140万点以上の商品を査定する同社のノウハウを活かしたサービスを提供する。
「KANTE」は、宝石・時計・ブランドバッグ・衣料品などのブランド品に特化したフリマアプリ。購入した商品が届く前にコメ兵による真贋判定を受けられる「KOMEHYOカンテイ」サービスを利用できるのが最大の特徴。偽造品の問題がある高級品の取引において、購入者に商品が届く前に事前にコメ兵による鑑定を挟むことで、安全に取引できる仕組みを提供する。
真贋判定を受けられる「KOMEHYOカンテイ」は、商品を購入する際に利用するかしないかを購入者側で選択することができる。利用しない場合は数%ほど安く購入することができるが、出品の段階ではコメ兵による査定は一切行われていないため、偽造品を購入してしまうリスクがあり、保証の対象外となる。
「KOMEHYOカンテイ」ありを選択した場合は、出品者がコメ兵に商品を発送し、鑑定を経て問題がなかった場合に購入者に送られる流れとなるため安心だ。トラブル時にもコメ兵が仲介する。出品者に購入者の配送先情報が公開されない点もメリットとなる。
商品が売れた場合の販売手数料は5万円未満15%、5万円から10万円未満で12%、10万円以上で10%でと販売価格に応じて変動する仕組み。一般的なフリマアプリよりもやや割高となるが、安心さを提供できる分、正当な価格で売れやすいという面はあるかもしれない。
なお、一定期間買い手がつかない場合でも、事前に買取参考価格が提示される「買取サービス」を利用することもできる。