ファッションショッピングサイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは、ファッションコーディネートアプリ「iQON(アイコン)」 を運営するVASILYの全株式を取得し、完全子会社化することを発表した。
2010年からファッションコーディネートアプリ「iQON」を展開
VASILYは、ファッションコーディネートアプリ「iQON」を2010年から運営しているベンチャー企業。スタートトゥデイもユーザーが自分のコーディネートを投稿するアプリ「WEAR」を運営しているが「iQON」は、連携する200以上のECサイトのファッションアイテムを、ユーザーが自由に組み合わせてコーディネートを作成できるサービスで、異なる特徴を持っている。
掲載アイテム数の累計は1,200万点以上、作成されたコーディネートは250万件(2016年10月時点)以上となっており、会員数は200万人を超えている。
「iQON」の他にも、Instagramに投稿されたコーディネート写真を解析し、似たアイテムを購入できるサービス「SNAP by IQON」も2017年3月から展開しており、ディープラーニングによる画像解析技術を活用し他サービスも提供している。
スタートトゥデイはこの発表に先立って、コーディネートサンプルを作成するスタッフ100名の募集を9月に行なっていたが、今回の買収に合わせて何らかのサービスを提供するための準備だった可能性がありそうだ。
スタートトゥデイは、今回の買収に関して「当社の手がける事業にVASILYが培ってきた開発技術を応用することで、さらなる成長を実現できると考え、今回の完全子会社化合意に至りました。」としている。