国土交通省は、8月29日に公開した平成30年度予算概算要求概要において、タクシーを乗り放題で利用できるサービス「定額タクシー」の制度化に向けた実証実験を2018年度にも行う計画を明らかにした。
特定のエリアや拠点間で乗り放題に
「定額タクシー」は、電車やバスで提供されている定期券のようなサービスをタクシーで展開するもので、通勤や高齢者の通院・買い物、子供の送迎などでの想定している。
対象者・エリア・時間帯を限定した実証実験を2018年度に行う方針で、制度化に向けた検討を進める。割安にタクシーを利用可能にすることで、利便性の向上や需要の喚起を狙う。
この他にも、タクシーサービスの革新を図るものとして、需要に応じた変動迎車料金の検討も進める。繁忙時間帯と閑散時間帯で変動する迎車料金の実証実験・調査を実施する計画だ。