スタートトゥデイは、同社が運営するファッションショッピングサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」において、注文時に受取場所指定ができる「ロッカー受取り」サービスの提供を開始した。
ヤマト運輸などが出資するPackcity Japanが展開する宅配ロッカー「PUDO(プドー)」との連携により実現しており、注文時に指定できるのはEC業界で初になるという。
全国500箇所以上に設置されている宅配ロッカーを指定可能に
「ロッカー受取り」サービスは、ZOZOTOWNで購入した商品の受取場所として、駅やバスターミナル、スーパーなどに設置されている宅配ロッカーを指定できるサービス。
自宅や職場周辺の宅配ロッカーなど、都合の良い場所を指定して、好きなタイミングで受け取ることができる。
Packcity Japanは、ヤマト運輸とフランスのネオポストシッピングの合弁会社として2016年5月に設立された企業で、駅などの公共スペースにオープン型の宅配ロッカーの設置を進めている。
現在は主に東京・埼玉・神奈川・千葉などの首都圏、大阪・兵庫などの関西地域、愛知県などの中部地域、福岡県などで設置されており、2017年7月に設置数が500台を突破している。2018年3月までには首都圏を中心に全国約3,000ヵ所に拡大する予定だ。(設置場所)
オープン型であるため、ヤマト運輸以外の宅配業者も登録可能となっており、現在は佐川急便と順豊エクスプレスが一部の拠点で利用可能となっている。
「ロッカー受取り」サービスは、注文手続きの「お届け先指定」の欄で指定できるようになっているが、利用できる場合のみ表示されるようになっているようだ。選択可能な場合は、履歴または郵便番号から受け取るロッカーを指定することができ、ロッカーに配達されるとメールにて通知が届くため、好きなタイミングで受け取ることができる。
これまでもヤマト運輸の会員サービス「クロネコメンバーズ」で受取場所変更をすることで「PUDO」を利用することができたが、直接指定できるようになるため利用しやすくなった。