ソニー銀行は、新規プロジェクトのために資金を募りたい企業と支援したい個人を結びつける投資型クラウドファンディング「Sony Bank GATE」を8月8日にオープンした。
支援者に分配金が支払われる投資型クラウドファンディング
「Sony Bank GATE」は、新規事業に挑戦するために資金を募りたい企業と、支援したい個人をマッチングさせるプラットフォームだ。クラウドファンディングといえば、支援したプロジェクトに設定された物品やサービスなどのリターンを受け取れるものをイメージする人が多いと思うが、「Sony Bank GATE」の場合は投資型クラウドファンディングということで、事業の売上高に基づいて支援者へ分配金が支払われる仕組みとなっている。
掲載されているプロジェクトには目標リターンが設定されており、出資額以上の分配金が得られる可能性もあるが、事業がうまくいかなかった場合は元本割れはもちろん、分配金が一切支払われない可能性もある。
現在公開されているプロジェクトはリンクジャパンのスマートフォームIoTデバイス「eRemote pro」の事業化ファンド。目標募集金額は1,000万円となっているが、サービス開始の翌日時点ですでに目標に到達しており、募集は一時停止となっている。
「eRemote pro」の場合は、目標リターン(分配金)が1.07倍と設定されているほか、一回の申込み4口につき、eRemote pro1台を出資特典と用意している。会計期間は2017年9月1日〜2018年7月31日となっており、その期間の売上高に応じて分配金が支払われる。
なお、個人が出資するには、ソニー銀行口座を持っており、満20歳以上であることが条件となっている。