楽天は、2017年8月7日に開催した2017年度第2四半期決算説明会において、同社が展開するフリマアプリ「ラクマ」と子会社のFablicが展開する「フリル」の年換算流通総額が1,000億円に到達する見込みであることを明らかにした。
年間流通総額ではなく年換算流通総額ということなので、12月の月間流通総額が100億円弱が視野に入っているものと思われる。
この日楽天は、「ラクマ」の2017年第2四半期の流通総額が前年同期比2.3倍、「フリル」は2017年6月の流通総額が買収時(2016年9月)と比較して3.7倍まで伸びていることも明らかにした。テレビCMをはじめとした積極的なプロモーションが奏功し、流通総額、出品者数、注文数の増加に繋がっているとのことだ。
楽天代表の三木谷氏は「楽天市場でも経験したことがない伸びを示している」とコメントした。
2016年11月時点での両社合計の流通総額は30億〜40億規模だったことが推測される(参考)が、これが順調に推移していれば現状は60億円規模に到達している可能性もある。
トップを走るメルカリの月間流通総額が2017年6月の発表で100億円超となっているが、手数料無料を売りにする「ラクマ」「フリル」がどこまで追い上げていくのか、今後に注目だ。