アスクルは、ヤフーと共同で運営するショッピングサイト「LOHACO(ロハコ)」において、購入した商品を受取る際に玄関前などを置き場所として指定できる「置き場所指定配送」や、配送した商品のダンボールを回収する「ダンボール回収」などのサービスを8月2日より開始した。
玄関前や物置への配達指定が可能に
アスクルは、2016年8月から東京と大阪の一部エリア(現在は東京10区、大阪9区)で、1時間単位で受取り時間を指定できるサービス「Happy On Time」の提供を開始した。時間指定だけでなく、配送当日に30分単位で配達予定時間を知らせるほか、配達10分前にアプリでの通知をすることで、利用者が時間を無駄することなく受け取りやすくするサービスと提供している。
今回、「Happy On Time」の新たな付加サービスとして、利用者の受取時の利便性を向上させる4つのサービスを開始した。
「置き場所指定配送」は、インターフォンを鳴らすことなく指定の置き場所に届けるサービスで、「玄関扉の前」「車庫」「物置の中」「裏口・勝手口扉の前」の4つの選択肢から指定することができる。届けた状況をドライバーが撮影し、LOHACOアプリやウェブサイトで確認できるようにもする。購入金額が3万円を超える場合は利用できない。
「ダンボール回収」は、過去にLOHACOの配送で使用されたダンボールや紙袋を配達時に回収するサービス。届けた荷物のダンボールを即時に回収することはできない。
この他の2つは、到着した際にインターフォンでなく電話で到着を知らせるサービスと、インターフォンを鳴らさずに宅配ボックスに直接届けるサービスとなる。
「Happy On Time」の不在率は、2017年6月度と7月度で2.5%と、国土交通省の調査で算出された不在率約20%を大きく下回る数値となっている。今回のサービス開始により、さらなる不在率の低下が期待できそうだ。