GMOインターネットグループのGMOメイクショップは、同社が運営するネットショップ構築サービス「MakeShop(メイクショップ)」における全店舗の2016年の年間総流通額が1,441億円に達し、5年連続でネットショップASP業界No.1となったことを発表した。
2012年以降5年連続でNo.1に
「MakeShop」は、国内で2万2,000店舗が利用するネットショップ構築ツール。2015年は年間流通総額が1,384億円だったが、そこから4%伸ばし2016年は1,441億円となった。
2016年は、これまで堅調な推移を見せていた「家電カテゴリ」が国内の市場成長鈍化を背景に白物家電の販売が振るわず、前年比9%減となり苦戦。その一方でアパレルショップの新規出店増加、既存ショップの売上拡大により、「アパレルカテゴリ」の年間流通額が前年比27%増を記録し、最も成長率が高い6月で43%増、最も低い1月でも12%増と年間を通じて高い成長を記録し、これが全体を押し上げる形となった。
メイクショップは、「アパレルカテゴリ」の成長の理由として、「Amazon Pay」や「まとめ買い機能」が寄与したとしている。
このほかに、2015年にPCを上回ったスマートフォンのページビュー数が2016年もさらに伸び、前年比25%増となったことも明らかにしたほか、Facebook・Twitter・Instagram経由のPV数が、前年比21%増の1,154万件となり、こちらも増加を続けているとのこと。特にInstagramは前年比約260倍という顕著な伸びを見せた。
前年比9%減となった「家電カテゴリ」においては、2016年もPCがスマートフォンを上回っていたという。ユーザーの買い物の仕方の影響もあると思うが、スマートフォン対応の遅れが影響している可能性もありそうだ。なお「家電カテゴリ」のPC経由のPV数は2012年をピークに減少を続けている。