中国最大の電子商取引運営会社アリババ ・グループ・ホールディングは、4月にも米国のニューヨーク証券取引所に新規株式公開(IPO)を申請することが確実となったようだ。
米国のウォール・ストリート・ジャーナルやブルームバーグなどが関係者による情報として報じた。
アリババは、香港取引所でのIPOを計画していたが、2013年9月にIPOの条件を巡る交渉が決裂しており、より規制の緩やかなニューヨーク証券取引所に対象を切り替えていた。
関係者の話しでは、予定されている条件での上場が実現されれば調達額は150億ドル(約1兆5200億円)を超える規模となり、2012年にFacebookがIPOで調達した160億ドル以来の規模となる。
アリババは2012年5月に、同社が発行する約40%の株式を保有していた米ヤフーから半分の20%を71億ドルで買い戻しており、その際に2015年12月までにIPOを実施すれば、ヤフーが保有する株式の半分となる10%をアリババに売却する取り決めを結んでいる。
アリババの株式は日本のソフトバンクが約37%を保有しており、現在のヤフーとソフトバンクの共同議決権は49%に近い割合となっている。
アリババグループ
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