スタートトゥデイは、同社が展開するフリマアプリ「ZOZOフリマ」の提供を6月30日に終了することを発表した。
4月28日に新規出品を停止し、5月22日には購入を停止。6月30日で全てのサービスが終了となる。
ZOZOTOWNとの連携を強みとしたフリマアプリ
「ZOZOフリマ」は、アパレルに特化したフリマアプリ。ZOZOが持つデータベースと連携して簡単に出品できる点やZOZOアカウントおよびポイントとの連携が強みとなっていた。出品する商品写真にスタートトゥデイが撮影した新品の写真を使用できるのも他社にない特徴だった。
2015年12月15日にサービスを開始しており、約1年半でサービスを終了することになる。
当初は、当時完全子会社だった「STORES.JP」を展開するブラケットが運営するサービスとしてスタートしたが、2016年4月にスタートトゥデイに事業移管し、ブラケットは2016年10月にマネジメント・バイアウト(MBO)により独立した経緯がある。
2017年度の商品取扱高50億円を目標として掲げていたが、第3四半期の時点で同サービスの取扱高が約7億円だったことから、目標とのギャップがサービス終了の判断へと繋がったことが予想される。2016年3月には手数料無料化(通常10%)も行ったが、大きな改善には至らなかったようだ。
同社に終了した理由を確認したところ、「ユーザーも増加しており、ファッション感度の高いアイテムも多数取引され、評価をいただいていておりましたが、弊社の想定に至らない部分がございましたので、今回、サービス終了の判断をいたしました。」とのことだった。
今後は、4月28日に新規出品を停止し、5月22日には購入を停止、6月30日で全てのサービスが終了する形となる。