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デビットカード、店舗レジで現金を引き出せる「キャッシュアウト」が可能に ー 2018年4月を予定

日本電子決済推進機構は、スーパーのレジや宅配サービスなどで銀行のキャッシュカードを使って現金を引き出せる「キャッシュアウトサービス」のシステム開発や運用ルールの策定を開始したことを発表した。2018年4月のサービス開始を目指す。

店舗レジや宅配サービスで現金の引き出しが可能に

「キャッシュアウトサービス」は、スーパーなどの小売店のレジで、デビットカード(銀行のキャッシュカード)を使って現金を引き出せるサービスだ。買い物代金と引き出す現金の合計金額を口座から引き落とし、商品と現金を同時にレジで受け取れるほか、現金だけを引き出すこともできる。
店舗レジだけでなく宅配サービスでの利用も想定しており、「現金宅配サービス」などの新しいサービスの提供も可能になるという。
デビットカードでの買い物と同様に手数料はかからないものと思われる。
欧米では幅広く利用されているという「キャッシュアウトサービス」。日本ではこれまで銀行法により認められていなかったが、2017年4月1日に施行された銀行法施行規則改正により規制緩和され、日本でもサービスの提供が可能となった。
今後日本電子決済推進機構では、金融機関や加盟店の負担が少なくなるようにシステム開発を行い、導入企業の拡大を目指す。同時に地方公共団体や地方公営企業での支払いにデビットカードを使うことができる「公金全額納付・手数料別請求方式サービス」のシステム開発も行うとのことで、公的機関や自治体窓口での導入が進む予定となっている。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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