ニッセンは、大きいサイズを専門に扱うファッションモール「Alinoma(アリノマ)」を4月6日にオープンした。
Lサイズから展開するファッションモール
「Alinoma」は、人気ブランドの大きいサイズの服を専門に扱うファッション通販サイト。サイト名には「ありのままの自分をもっと素敵に!」という想いが込められており、「着られる服ではなく、 着たい服が探せる」モールとなることを目指す。サイズはL〜10Lのみの扱いとなっており、完全に大きいサイズに特化している。
オープン時の取扱ブランドは23区やearth music&ecologyなどの39ブランドで、700アイテムほどを揃えた。
今後もブランドを追加していく予定とのことだ。
セブン&アイ・ホールディングスは、ニッセンを2016年11月に完全子会社化しており、不振が続く総合カタログ通販事業を大幅に縮小し、優位性の高いラージサイズ事業へ経営資源を集中させる方針を明らかにしている。今回の「Alinoma」のオープンはこの動きの一環となる。
2017年2月期の決算では、ニッセンを中心とした通信販売事業の営業損失は150億9,700万円となっており、前連結会計年度と比較して損失が66億4,500万円拡大している。
今回の事業シフトにより、この状況を打開できるかに注目だ。