ミクシィグループのフンザが展開する「チケットキャンプ」は、登録会員数が3月16日に300万人を突破したことを発表した。また、2016年12月の月次流通額が約58億円となったことも明らかにしている。
会員数は昨年同期比で約3倍に
「チケットキャンプ」は、国内最大級のチケットフリマアプリ。ライブやミュージカル、スポーツなどのチケットを個人間で売買できるサービスだ。3月22日時点で36万枚を超えるチケットが出品されている。
2016年6月に会員数200万人を突破していたが、それから約9ヶ月で300万人を超えた。前年同期比では約3倍になるとのことだ。
月次流通総額に関しては、2014年12月の約8億円、2015年12月には約36億円と推移していたが、2016年12月には過去最高の約58億円となった。
最近の動きに関しても触れておこう。サービス開始当初から定価以下のチケットに関しては取引手数料無料、それ以外の場合は買い手と売り手の双方から5%の取引手数料でサービスを提供していたが、これを3月1日に改定し、売り手にのみ8.64%の取引手数料がかかる形に変更された。売り手にとっては実質値上げになるが、買い手には定価以上の場合でも手数料がかからなくなっている。
また、3月8日には初の公式スポーツチケットの取り扱いも独占販売で開始した。札幌ドーム開催の北海道日本ハムファイターズ戦全試合で特別席が用意され、そのチケットがチケットキャンプで購入できるようになっている。チケットの二次流通サービスにおいて、一次流通の取り扱いがどれだけ増やせるかも、ポジションを構築するためにも重要なポイントとなっていきそうだ。