丸井グループは、試着に特化した新業態の「売らない」シューズショップを丸井錦糸町店に2月28日オープンした。販売するのは丸井のオリジナルブランド婦人靴「ラクチンきれいシューズ」。自由に試着してもらう空間を用意することで、オリジナル商品のプロモーションの場として売場を活用する。
注文は自分のスマートフォンか店頭のタブレットから
丸井錦糸町店の2Fに新たにオープンした店舗は「ラクチンきれいシューズ Fit Studio」。丸井のオリジナル婦人靴「ラクチンきれいシューズ」を販売する。
店舗では自由に納得いくまでシューズを試すことが可能で、無料で足の計測やサイズ調整などのサポートも実施する。気に入ったシューズが見つかった場合は、売り場では販売せず、自身のスマートフォンか店頭のタブレットから注文する形となる。最短2日で自宅まで届けてもらえる。
「ラクチンきれいシューズ」は、2009年に1,500人を対象に実施した同社のアンケートで「靴のはき心地に不満がある」と回答した人が9割にのぼったことから始まったプロジェクト。「はき心地」「デザイン」「価格」の3つが揃うことを理想として開発が進められた。
年間60回の「モノづくり会議」で、約1000名の顧客にサンプルを履いてもらい、履き心地やデザインの確認と修正をくり返したうえで製品化した。靴のサイズは19.5cm~27.0cmの16サイズで幅広く揃えている。
パンプス、ブーツ、サンダル、カジュアルシューズなどを展開しており、2010年のデビューから累計340万足を販売している。
店舗では購入後の修理にも対応するという。顧客のサポート窓口としても活用されることになりそうだ。