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コメ兵、高級品に特化したフリマアプリに今秋参入 ー 鑑定サービスで差別化

日本最大級のリユースデパートを展開するコメ兵は、2017年秋を目処にブランド品を中心とした高級品専門のフリマアプリ事業を開始することを発表した。すでに特設サイトで事前登録の受付を開始している。
購入した商品をコメ兵が鑑定してから届ける独自のサービスを付加価値として提供する。

高級品の個人間売買の不安を解消

宝飾や時計・バッグなどのブランド品の買取・販売をメイン事業とするコメ兵が、フリマアプリ事業に今秋を目処に参入する。ジュエリー、ブランドバッグ、高級時計、ブランド洋服などを取り扱う予定で、同社が得意とするカテゴリである高級品に特化したフリマアプリとして展開する。
同社が2017年2月に20代以上の男女441名を対象に行った調査では、フリマアプリやネットオークションなどの個人間取引の利用について全体の約70%が「購入することが不安」と答え、そのうち82.8%が「商品が本物か不安」、50.3%「本当に商品が届くか不安」と回答したとのこと。
提供するフリマアプリではその不安を払拭すべく、購入した商品をコメ兵が鑑定してから届けるサービスを付加価値として提供し、安心して取引ができるようにする。
コメ兵には、創業から70年近く培った仕入れのノウハウがあり、現在は総勢300名以上の鑑定士により年間26万点以上の商品が取り扱われているという。中古品仕入れの約7割を個人からの買取が占めるとのことで、個人が所有する商品の鑑定実績も豊富だ。
高級品の売買という、通常の商品よりも敷居が高い取引において、実績のある同社が介入することで、個人間売買が活性化させる効果が期待できそうだ。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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