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ヤフオク!、「フリマ」機能を強化 ー テレビCMも展開

ヤフーは、同社が展開するインターネットオークションサービス「ヤフオク!」において、2月2日からフリマ機能を強化した。2月3日からはテレビCMを展開し、フリマアプリ利用者の取り込みを図る。

オークションとフリマのハイブリットに

「ヤフオク!」が昨年6月からアプリ限定で開始した新機能「ワンプライス出品」。即決価格での出品を非会員でも簡単に行えるようにした機能だが、今回これをよりわかりやすく「フリマ出品」に名称変更した。
支払い方法は商品を受け取ってから代金を受け渡すことが可能なYahoo!かんたん決済に限られており、売買もすぐに成立するためフリマアプリと同様の取引形態となっている。これまでスマホアプリのみで利用できる機能だったが、PCを含むブラウザからの利用も可能にしている。
これに合わせ、出品方法だけでなく買い手側にも使いやすくした。即決可能な定額出品だけが表示できる「フリマモード」を新たに導入し、即決価格で購入できる商品だけをすばやくチェックできるようにしている。これは「フリマ出品」だけでなく、即決価格のみを設定した通常の出品も対象としている。
スマホアプリの検索結果画面の右下に表示された「フリマモード」のボタンをタップするだけで、全表示と即決価格商品のみの表示を簡単に切り替えることができる。これによりオークションを利用したくないユーザーにも使いやすくなった。

同社はフリマアプリとの違いとして、商品数の多さと、プレミアム会員の場合の手数料の安さをあげた。手数料はプレミアム会員の場合8.64%、非会員の場合は10%で利用できるため、プレミアム会員であれば、フリマアプリで一般的な10%の手数料より安く利用できる。
即決価格だが、値下げ交渉も可能。買い手が希望の価格を提示し、出品者が承認すれば値下げが成立する。
「ワンプライス出品」を開始してから、新規会員登録が増加しており、その会員がオークション方式でも出品をするなど、良い効果が生まれているという。今回サービスのタグラインを「日本最大級のインターネットオークション・フリマサービス」と改めていることからも、同社の姿勢がうかがえる。
以下は2月3日から展開するテレビCM。フリマモードに対し「それ、もうオークションじゃないよね」と自らツッコミを入れるユニークなCMとなっている。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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