eBayグループのチケット売買仲介サイト「StubHub(スタブハブ)」が2月1日、日本でサービスを開始した。
同社が昨年買収したチケット売買仲介サイト「Ticketbis(チケットビス)」とのブランド統合による日本展開となり、年内を目処に両社のシステム統合が進められる。
米最大手のチケット売買仲介サイトが日本本格展開へ
「StubHub」は、2000年にサービスを開始した米最大手のチケット売買仲介サイト。米国外ではドイツ、イギリス、メキシコでサービスを展開していたが、グローバル展開を加速させることを目的として、昨年5月にヨーロッパと中南米にシェアを持ち、日本を含むアジアにも進出していた「Ticketbis」を買収している。
MLB、NBA、NHLなどの60以上の団体と提携しており、仲介サイトながら公式チケットも多く扱っているのが特徴だ。
今回「Ticketbis」とのブランド統合を行い、名称を「StubHub」に統一。「Ticketbis」が展開していた各国のサイトが「StubHub」に切り替わっている。ただ、システム統合はまだ完了しておらず、まずブランド名が変更されただけの段階で、年内を目処に徐々に統合していく予定とのことだ。
しばらくは「Ticketbis」がこれまで扱っていたチケットと変わらないが、システムが統合されれば「StubHub」が扱うチケットが日本で簡単に買えるようになる。
StubHub代表のスコット・カトラーは「消費者が世界中のイベントを購入できるようになるようチケットビスを我々のプラットフォームに統合する作業を進めています。今回のリブランディングは、チケットビスのユーザーにStubHubブランドをお披露目するという、統合における重要なフェーズです。そして、世界中のどこにいようと、各々が好きなアーティストやアスリートを観ることがより気軽にできるようになると信じています。」とコメントしている。
なお、「StubHub」はチケットストリートと資本業務提携のうえ、日本に向けて海外のチケット販売を行っていたが、こちらは既に停止している。
今後は各国で「StubHub」のスマホアプリを提供する予定とのこと。世界中の興行チケットがぐっと身近となるきっかけとなりそうだ。