三越伊勢丹ホールディングスの100%子会社である三越伊勢丹イノベーションズは、ブランド品の委託販売サービス「RECLO(リクロ)」を展開するアクティブソナーと資本・業務提携を締結したことを発表した。出資額は非公開。
今後の成長性や事業連携面での効果性の高さを評価
「RECLO(リクロ)」は、CtoBtoCの会員制のブランドアパレル委託販売サービス。ネットで申し込んで、集荷に来た宅配業者に売りたい商品をまとめて渡すだけで、専門鑑定士による査定から専属カメラマンによる撮影、画像加工、販売、出品後の梱包や問い合わせなどの一連の作業をすべて「RECLO」が行ってくれるのが特徴。商品が売れた場合に、販売価格の50%-90%が還元される。
三越伊勢丹イノベーションズは、三越伊勢丹グループにおけるオープンイノベーションの推進を担う目的で2016年1月に設立された投資事業会社。これまで、ソーシャルギフトサービス「giftee(ギフティ)」を展開するギフティや、自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」などを展開するマネーフォワードに出資しており、アクティブソナーが第三号案件となる。
三越伊勢丹イノベーションズは、アクティブソナーに出資した理由として、ビジネスモデルや事業計画に基づく今後の成長性、三越伊勢丹グループとの事業連携面での効果性の高さをあげている。
両社は、業務提携の具体的な内容の検討を開始しており、取り組み例として、「両社顧客を対象とした相互送客」「MIカード会員向けのRECLO専用ウェブサイトの提供」を上げている。
専用ウェブサイトでは、購入額・買取額に応じたエムアイポイントの還元、限定商品の展開などを想定しているとのこと。