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感性を学習する人工知能「SENSY」のカラフル・ボードが慶應大学のVCから資金調達

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人工知能プラットフォーム「SENSY(センシー)」を開発するカラフル・ボードは、慶應義塾大学のベンチャーキャピタルである慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)を引受先とする第三者割当増資により、資金調達を実施したことを発表した。2016年7月に組成したKIIの第一号案件となる。
今回の調達額は5,000万円で、これまでに調達した資金の総額は3億円となった。

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左から、KII代表の山岸広太郎氏、カラフル・ボード代表の渡辺祐樹氏

KIIが第一号案件として選んだ出資先は人工知能プラットフォーム「SENSY」

カラフル・ボード代表の渡辺祐樹氏は、もともと慶應義塾大学で人工知能を研究していた人物で、人工知能プラットフォーム「SENSY」のアルゴリズムも慶應義塾大学と千葉大学と共同で開発した経緯がある。大学で研究してきたことを自らビジネスに応用している点において、KIIの第一号案件として相応しい出資先と言えそうだ。

KIIの代表取締役社長である山岸広太郎氏は「技術面・人材面を中心に、カラフル・ボードと慶應義塾大学との更なる連携を支援し、研究成果の社会実装による社会貢献と投資収益の最大化を目指していきます」とコメントしている。


ファッションから食の分野に幅を広げた「SENSY」

人の好みを学習して、その人にあった商品を紹介する人工知能プラットフォーム「SENSY」。ファッション分野で2014年11月にサービスを開始し、これまでにアプリの提供をはじめ、店頭接客サービス、EC接客サービス、パーソナライズDMなどで「SENSY」を活用したサービスを提供してきた。
2016年7月にはこれを「食」のカテゴリに広げ、ワインや日本酒を題材とした味覚を解析する人工知能としてサービスの提供を開始した。

伊勢丹や大丸でサービスを開始した「AIソムリエ」は、ユーザーが試飲した際の感想をもとに、そのユーザーの味覚を可視化して、ソムリエの様にワインをセレクトするサービス。利用したユーザーからは「初めて飲んだワインだが、美味しい」といった声が多数あり、好感触が得られているようだ。

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今後は、ファッションや食のカテゴリにおけるサービスの幅を広げつつ、本や旅行、コスメなどライフスタイル全般の分野にも進出していく予定とのこと。

現在カラフル・ボードの社員数は14名。今後研究者やエンジニアを中心に採用を進めていく計画だ。

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