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フリマアプリ「フリル」が手数料無料化 ー 10月には2年ぶりのテレビCMも

Fablicが運営するフリマアプリ「フリル(FRIL)」は、販売手数料の無料化を期間限定で実施することを発表した。
10月1日以降の取引が対象で、12月31日いっぱいで終了する予定だ。
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楽天の子会社となり攻勢に転じる

「フリル」は、2012年7月27日に日本で初めてサービスを開始したフリマアプリ。ファッション特化型で女性ユーザーが多く、アプリのダウンロード数は550万件を超えている。同社は9月5日に楽天に買収され、完全子会社となっている。
「フリル」は、サービス開始から一貫して販売手数料10%で提供してきたが(2014年に1度だけ手数料無料キャンペーンを実施)、楽天の子会社となったことで攻勢に転じ、手数料無料化による利用者の拡大を狙う。
来年以降の手数料に関しては未定としているが、楽天が運営するフリマアプリ「ラクマ」はサービス開始から販売手数料無料で通しているため、フリルも継続して手数料を無料とする可能性もありそうだ。
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ちなみに、「フリル」への出品経験者である1,272人を対象に販売手数料についてアンケートを実施したところ、「販売手数料が安くなるか無料となったら価格をどうするか教えてください。」という質問に対して、利用者の73.6%「今までよりも安く出品する」と回答しており、その理由としては「(今まで)手数料分高く値付けしていた」「安くした方が売れるから」などの意見があがったとのことだ。
フリマアプリトップを走る「メルカリ」は出品手数料無料の状態で一気にユーザーを獲得した過去がある。販売手数料10%がなくなるということは出品者の心理にそれなりに影響することではあるので、出品者にとって「フリル」を再評価するきっかけとなりそうだ。
10月22日には2年ぶりとなるテレビCMを展開する。手数料無料化に乗せて巻き返しを図れるかに注目だ。


Fril(フリル)
http://fril.jp/

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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