米Appleは、9月7日10時(日本時間で9月8日午前2時)に「Apple Special Event」を開催し、「iPhone 7」と「Apple Watch Series 2」を発表した。
日本人にとって大きなニュースとなったのは、「Apple Pay」が10月末に日本でも使えるようになることだ。
日本上陸にあたり、日本で広く普及しているソニーの非接触ICカード技術方式「FeliCa」を搭載することで、Suicaをはじめとする国内のICカードリーダーで決済を可能にした。
iPhoneをかざしてSuicaやクレジットカードで支払いが可能に
「Apple Pay」は、iPhoneにクレジットカードやプリペイドカード、Suicaを登録しておくことができ、専用端末にiPhoneをかざすだけで決済が可能になるサービス。
日本ではJR東日本の「Suica」、ドコモの「ID」、JCBの「QuicPay」に対応した端末で利用することができる。
「Suica」は、iPhoneのWalletアプリ上で登録したクレジットカードを使ったチャージやSuica定期券の更新にも対応。券売機に行く必要がなくなる。
対応するクレジットカードのブランドと発行会社。VISAには対応していないようだ。
SuicaはiPhoneをかざすだけで利用可能
「Suica」に関してはリーダーに端末をかざすだけで利用でき、「QUICPay」「iD」に関しては、「iPhone 7」の場合はTouch IDに指を載せたままリーダーにかざす形、「Apple Watch Series 2」の場合はサイドボタンをダブルクリックしてからリーダーにかざす形で利用できる。
「Apple Pay」を交通機関や店舗で利用できる端末は「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」と「Apple Watch Series 2」のみ。「Apple Watch Series 2」に関しては、「iPhone 5」以降とペアリングしていれば利用可能。「Apple Watch」だけ最新型を購入するという選択肢もある。
「Apple Pay」が使える店舗の一例は以下の通り。
アプリやウェブサイト上での決済でも「Apple Pay」に対応していれば簡単に決済が可能となる。アプリでの利用であれば「iPhone 6s」「iPhone 6」「Apple Watch Series 1」などでも利用できる。
待ちに待った人も多いであろう「Apple Pay」。Androidを選択する理由にもあげられるおサイフケータイへの対応なだけに、移行するユーザーも出てきそうだ。お財布レスへの大きな前進となるだろう。
Apple Pay
http://www.apple.com/jp/apple-pay/