ジャパネットたかたは、商品数をこれまでの約8,500点から約600点まで絞り込み、それに合わせて全面リニューアルを実施した。
サイト名も厳選した商品を届ける意味を込めた「Japanet senQua(ジャパネットセンカ)」に変更している。
商品数を約8,500点から約600点に
無限に商品を陳列できるオンラインストア。商品が豊富であれば、利用者は多くの選択肢を与えられる一方で、自分で買うべき商品を見定めなくてはならないという問題はある。それが好ましいと考える人もいれば、おすすめの中からだけ選びたいという人もいるだろう。
そういった中で、ジャパネットたかたは商品数を絞り込む大きな方針転換を行った。リニューアルと同時に商品数をこれまでの約8,500点から10分の1以下となる600点ほどにしており、同社の特色が活きる形を選んだと言えるだろう。
ジャパネットたかたといえば、商品の魅力を発掘し、視聴者目線のわかりやすい説明で紹介するテレビショッピングでのスタイルが何よりの特徴。今回のリニューアルは、その強みをオンラインストアでも体現しようというものになる。
商品数を絞り込むことで厳選した中から選べるようにしたというだけではなく、すべての商品ページを作りこみ、1つひとつの商品を丁寧に紹介するスタイルとしている。
オンラインストアのために撮り下ろした45秒動画を全商品に掲載したほか、商品の使い方動画や、下取り・設置・工事の説明動画も新たに追加。動画だけでなく、写真やテキストでの商品説明も充実させている。在庫管理が効率化され、発送までの時間が短縮されるメリットもあるという。
商品数を絞り込むことで「買おうと思った商品がない」といったケースにはもちろん遭遇するだろうが、どちらかといえば「ジャパネットがおすすめする商品から選んで購入したい」「説明を聞いて買いたい」という利用客の満足度を高めるための方針転換と言えるだろう。この決断がどのように影響するか注目する業界関係者も多そうだ。
Japanet senQua(ジャパネットセンカ)
http://www.japanet.co.jp/shopping/