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ハンドメイドマーケット「Creema」が初の海外展開 ー 台湾と香港に進出

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クリーマが展開するハンドメイドマーケット「Creema(クリーマ)」がいよいよ海外に進出する。
クリーマで初となる海外子会社「可璃嗎有限公司」を台湾に設立し、台湾と香港で7月20日からサービスを開始することを発表した。

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「Creema」初の海外展開 ー 台湾と香港を皮切りに世界へ

今年の5月に11億円の資金調達を発表したばかりのクリーマ。「日本の作り手と世界へ」という創業時からの思いの具現化に向けて、いよいよ海外に進出する。
海外展開の第1弾として選んだ市場は、台湾と香港。中国語圏全域を視野に入れた展開を開始する。
これにより日本の作家が台湾や香港の利用者に対して作品を販売することが可能になるほか、台湾の作家の作品も日本の利用者が購入できるようになる。

今回の発表についてクリーマ代表の丸林氏は「サービスを始めた時から、日本のクリエイターと世界へ行くということをずっと考えてきていた。日本のモノづくりは絶対に世界に通用するという自信があったので、それを証明しにいくという感覚を持っている。最初はどこでやろうと考えた時に、日本のクリエイターの作品に高い関心を持ってくれることにほぼ確信が持てることや、ECのインフラの完成度、スマートフォン普及率の高さなどを総合的に踏まえて台湾・香港を選択した。」とコメントしている。


様々なポイントを考慮して台湾・香港を選択

台湾に関しては、日本に対する親和性の高さもあり、日本の作品が受け入れられやすいことがまず1つの判断としてあったようだ。インフラに関しても、ヤマトなどの日本企業もサービスを提供していることもあり、かなり整っているとこともCtoCを展開するうえで重要なポイントと言えるだろう。
他にも、時差があまりないことによるサポートのしやすさや、いざという時に現地に飛んでいけるという距離的な近さもプラス材料だったという。このようにあらゆる面を見て、最も成功確度が高いと判断したようだ。

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台北市の中心地にある高層ビル「台北101」周辺の街並み

今回の発表に合わせ、7月12日から台湾と香港での出店受付を開始したほか、日本の作家が海外で販売したい場合の出店申請の受付を開始している。
これまで「Creema」では審査なしで出店ができたが、海外へ販売する場合は審査が必要となる。台湾や香港に関しては、国内のみで販売する場合でも審査を行い、安心して利用できるマーケットの構築を目指す。
手数料に関しては、国内での販売は8〜12%。海外へ販売する場合は、それに数%加算する予定とのことだ。台湾と香港でも同じ料率で展開する。

台湾・香港版は7月20日にオープンする予定だが、オープン時に6万〜10万点程度のアイテムが日本から出品される見込みとのことで、一定の規模でスタートを切る形となりそうだ。

日本語・中国語が堪能な専任スタッフによる365日のサポートも提供する。コミュニケーションに関するサポートや発送に関するアドバイスなども受けられるとのこと。


台湾から見た「Creema」はどのように映る?

台湾の人から見て「Creema」はどう映るのだろうか。物価に関しては、日本に比べて食べ物が安いといった面はあるものの、「Creema」で売買されるようなものに関してはそれほどギャップはないとの認識をクリーマは持っており、それも台湾を選択した一つの判断材料となったようだ。

日本の作品は全体的に受け入れられやすいであろうという考えではあるが、台湾には日本に比べて職人が少ない面があるため、クラフトや工芸品といった日本の作家による高い品質の作品は特に受け入れられやすいのではないかとのこと。
また、台湾には優秀なクリエイターが多く、日本で大きな市場を持つ「Creema」には積極的に参加してもらえるだろうとしている。

台湾のハンドメイドマーケットでシェアを握るのは、日本でもサービスを展開する「Pinkoi(ピンコイ)」。日本からの作品が多く並んでいるという面では「Creema」に分があるが、果たして台湾でどのように受け入れられるのかは非常に楽しみだ。

Creema(クリーマ)
http://www.creema.jp/

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