サントリーホールディングスは、完全子会社であるファーストキッチンの全株式をウェンディーズ・ジャパンに譲渡することを発表した。株式の譲渡は6月末に完了予定。
今回ウェンディーズ・ジャパンからの提案により実現した。
38年の歴史を持つ日本発のハンバーガーチェーン
ファーストキッチンは、1977年にサントリーの100%出資により会社が設立され、日本発のハンバーガーチェーンとして東京の池袋に1号店をオープンした。
現在は全国で136店舗をオープンしており、売上高は2014年度が94.5億円、2015年度は87億円だった。
ウェンディーズは1969年に誕生したアメリカ発のハンバーガーチェーン。現在は世界28ヶ国で約6,500店舗、日本では直営店を1店舗展開している。
両社は昨年それぞれの人気商品を販売するコラボ店舗である「ファーストキッチン・ウェンディ―ズ」を3月に六本木、8月に上野に計2店舗をオープンしており、好調に推移しているという。
この結果を受けて、両者の契約締結に至ったものと思われる。
ウェンディーズ・ジャパンは今回の発表にあわせて、事業支援投資会社であるロングリーチグループを引受先とする第三者割当増資を実施したことを発表しており、ロングリーチグループが最大株主となったことを発表した。
ロングリーチグループは、事業拡大へ向けて積極的に支援を行う予定としている。
ウェンディーズ・ジャパン
http://wendys.co.jp/
ファーストキッチン
http://www.first-kitchen.co.jp/
当初、ウェンディ―ズの国内の店舗数を136と記載しましたが、1店舗の誤りでした。お詫びして訂正いたします。