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アーティストがデザインした素材を組み合わせてオリジナルTシャツを作成する「Disco Curly Fries」

オリジナルTシャツ作成サイト「tmix」を運営するspice lifeは、アーティストがデザインした素材を使ったオリジナルTシャツを作成できる「Disco Curly Fries(ディスコカーリーフライズ)」を5月25日に開始した。
ニューヨークのスタートアップto.be社と共同開発により実現しており、日米のアーティストが参加している。
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アーティストがデザインした素材でオリジナルTシャツを作成

「Disco Curly Fries」は、アーティストがデザインした素材を自由に組み合わせてオリジナルデザインのTシャツをオーダーできるサービス。パソコンだけでなくスマートフォンのブラウザ上でデザインが可能だ。
男女それぞれに用意された3Dモデルをキャンパスにして、デザインされたイラストや文字などの素材を自由に配置していくことができる。前後両面をデザインすることができ、全面をデザインできるフルグラフィックプリントにも対応する。
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様々な角度に自由に動かしながらデザインができる

アーティストをあらかじめ選択してからデザインする形となっており、複数のアーティストの素材を組みあわせることはできない。
Tシャツはフルグラフィックプリントで5,900円〜通常プリントで3,900円から購入出来る。送料は490円で、海外発送にも対応する(送料は発送先により異なる)。5営業日以内に届けるという。

日米のアーティストが参加、4ヶ月の限定販売

日本とアメリカのアーティストが3名づつ参加しており、今回は「ロック」をテーマにオリジナル素材が提供されている。日本からはファッションデザイナーの山縣良和氏、メディアアーティストの安斎利洋氏、イラストレーターの関根正悟氏。アメリカからは、Terrell Davis、The Famous Microbial Memorial、Faye Kahnが参加している。
4ヶ月の期間限定販売となり、毎回テーマとアーティストが変更される。
アーティストがデザインした完成版のTシャツもサイト上で購入することができるほか、リアル店舗のセレクトショップでも販売してく予定だ。
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山縣良和氏のデザイン

to.beは企画・開発・アーティストのアサインなどを担当し、spice lifeは企画・マーケティング・アーティストのアサイン・Tシャツの発送などを手がける。日本サイドの事業責任者はRE社の江原理恵氏が務める。
売上は製造原価を除いた形で、spice life、to.be、アーティストの3者で均等に分配される。
「こういうオーダーメイドの世界はこれから広がるのではないかと考えている。既製品を買う世界から自分でカスタマイズしたものを買う世界になっていくようなイメージ。いままでは既製品を組み合わせてファッションを楽しんでいたと思うが、自分でデザインしたもので楽しむ世界を広めていけたらと考えている。」(spice life代表の吉川氏)
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spice life代表の吉川保男氏

Tシャツのデザインを探している時に部分的なデザインは気に入ったのだけど、全体的に見ると物足りない惜しいデザインに出会うことはよくある。当然、これは個人ごとに感覚が違うものだが、ある意味既製品というのは全体最適化を目指したデザインが多いと考えることもできる。
そういった意味で、アーティストの力を借りつつ、最終段階を自分好みに仕上げられる仕組みは、これからどんどん増えていって欲しいと思う。「Disco Curly Fries」がそんなムーブメントを作り上げてくれることを期待したい。
「Disco Curly Fries」は半年で2,000枚の販売を目指す。今後はキャンパスやバッグの展開も進める予定とのことだ。


Disco Curly Fries(ディスコカーリーフライズ)
http://discocurlyfries.com/

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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