ソーシャルギフトサービス「giftee(ギフティ)」を展開するギフティは、三越伊勢丹イノベーションズを割当先とする第三者割当増資を実施したことを発表した。調達金額は非公開。
少額のギフトを気軽に送れるサービスを展開
「giftee」は、ちょっとした感謝の気持ちを少額なギフトで贈ることができるソーシャルギフトサービス。2011年3月にサービスを開始し、現在の会員数は約47万人になる。2015年12月にiPhoneアプリの提供を開始した。
ギフトは相手のLINEやメールアドレス経由で贈ることができるため、住所を知らない相手にも贈ることが可能だ。ギフトの平均販売額は約600円。
コーヒーショップやコンビニエンスストア、レストランなどのギフトを扱っており、贈りたい商品を選んだうえで、メッセージを添えて贈ることができる。
2014年1月からは、法人を対象に「giftee e-Gift System」の提供を開始。企業がデジタルのギフトチケットを生成し、自社サイトでのギフト販売を可能にしている。
三越伊勢丹イノベーションズの第一号案件
三越伊勢丹イノベーションズは、三越伊勢丹グループにおけるオープンイノベーションの推進を担う目的で2016年1月に設立されたばかりの投資事業会社。
社会環境やライフスタイルの大きな変化に対応した新たな価値や豊かな買い物体験を、有望なベンチャー企業とともに創造することを目的に、資金提供のみならず、三越伊勢丹グループのリソースを提供し、新しいテクノロジーやビジネスモデルを持つ企業家の支援を目指している。
ギフティへの出資が、三越伊勢丹イノベーションズの第一号案件となる。
調達した資金により、ギフトサービスの拡充だけでなく、あらたなビジネスの展開も予定。三越伊勢丹とも連携し、多方面での協業を検討していくとのことだ。
giftee(ギフティ)
https://giftee.co/