イオンは、同社が展開する電子マネー「WAON(ワオン)」の2015年度の年間利用金額が2兆円を突破したことを発表した。
イオンによると、国内IC型電子マネーで2兆円を超えるのは初となる。
電子マネー市場で4割のシェア
野村総合研究所の発表によると、国内電子マネーの2015年の市場規模は5兆円。「WAON」の2015年度の年間利用金額は約2兆592億円となったため、市場規模の約4割を占めることになる。(日銀が発表した2014年の市場規模は4兆円)
電子マネーで「WAON」に続くシェアを持つのが、セブン&アイグループが展開する「nanaco」。「nanaco」に関しては、年間利用金額を発表していないものの、月間の利用件数は1億6,620万件(2015年7月)。これを2014年の電子マネー平均利用単価である約1,000円で計算すると、年間で2兆円近い規模であることが推測されるため、この2社によってシェアの大半を占めていることになる。
野村総合研究所によると、電子マネー市場は2020年に10兆円を超えるとみられている。
WAON(ワオン)
http://www.waon.net/