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メルカリ子会社、地域特化型CtoCアプリ「メルカリ アッテ」を提供開始

メルカリのグループ会社であるソウゾウは、地域コミュニティに特化したCtoCアプリ「メルカリ アッテ」の提供を3月17日より開始した。
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「メルカリ」の次のサービスは地域特化型CtoCアプリ

国内で2,600万ダンロードを超えたフリマアプリ「メルカリ」に続くサービスを立ち上げるべく、メルカリは2015年9月に100%出資会社となるソウゾウを設立。そのソウゾウが地域コミュニティに特化したCtoCアプリ「メルカリ アッテ」の提供を開始した。
「メルカリ アッテ」は、地域コミュニティに特化した募集掲示板サービスだ。日常的な行動範囲にいる人と不用品を売買したり、スキルやサービスを取引したり、仲間募集や求人を行ったりするなど、様々な募集を行うことができる。
直接「会って」取引をすることを前提としており、金銭のやりとりも直接行う形となるため、手数料は一切かからない。
インターフェースはメルカリとよく似たものになっており、タイムラインに並ぶ募集を「徒歩圏内」「自転車圏内」「バス圏内」に切り替えて確認することができる。
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こういったサービスで必ず指摘されるのが悪用される危険性だ。この辺りは運営面でカバーする必要がある部分になると思うが、「メルカリ アッテ」が面白いのは登録するために「メルカリ」のIDが必要になる点。その為、双方のサービスにおいてそのアカウントの信頼性が蓄積されていくことになる。この辺りは運営の効率性も確保できそうだ。
国内においてこの分野で代表的な存在となっているのが「ジモティ」というサービスだ。2015年8月にはテレビCMも展開しているが、その際に発表された月間利用者数は約400万人だった。
「メルカリ」が蓄積したユーザー基盤があれば、この規模に追いつくことはそう難しいことではないかもしれない。
ただ、この分野に国内でどれだけのニーズがあるのかはよくわからない部分がある。クラシファイドと呼ばれるこの分野に進出したソウゾウの狙いがどこにあるのか、改めて別の機会に考えてみたい。


メルカリ アッテ
https://www.mercariatte.com/jp/

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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