プレイドが提供するウェブ接客プラットフォーム「KARTE(カルテ)」は、シルバーエッグ・テクノロジーが提供するリアルタイム・レコメンドサービス「アイジェント・レコメンダー」との連携を2月24日より開始した。
最初の導入事例として、すでに「UNITED ARROWS LTD. ONLINE STORE」に導入されている。
ウェブ接客「KARTE」とシルバーエッグ・テクノロジーのレコメンドが連携
「アイジェント・レコメンダー」は、サイト上の閲覧や購買履歴などのユーザー行動をベースにシルバーエッグ社独自のアルゴリズムで、個別のユーザーが次に見たい、買いたいであろうものを予測して提示することができるレコメンドサービス。
一方の「KARTE」は、ウェブサイトに数⾏のコードを埋め込むだけで、来訪者の特徴や⾏動をリアルタイムに解析し可視化することができ、個々の来訪者にあわせたメッセージ配信などを可能にするサービスだ。
「アイジェント・レコメンダー」が「KARTE」と連携することにより、レコメンドを表⽰するタイミングや出し⽅を⾃由に設定できるようになるほか、利⽤者の特徴に応じた「レコメンドの種類の出しわけ」をすることが可能になる。
通常レコメンドをフッターなどの定位置に表⽰する形となるが、「KARTE」を利用すれば「商品をカートに入れた瞬間にレコメンド」をポップアップ表示するなど、訪問客に最適であろうタイミングに提案が可能になる。
また、以下のように訪問客の状況に応じて表示するレコメンドの内容を出し分けることも可能だ。
- あわせ買いを促すレコメンド
商品をカートに⼊れた直後やカートに遷移した直後に「この商品を購⼊した⼈は、⼀緒にこんな商品を購⼊しています」と表⽰できるほか、「送料無料までのあわせ買いに「あと1,000円で送料無料です。合わせてこんな商品もいかがですか」と⾦額に応じた特定の価格帯の商品を表⽰することなどができる。 - 迷っている訪問客を察知してレコメンド
利⽤者がジャケットを複数点⾒ているなど、迷っていることを察知したタイミングで「おすすめのジャケットはこちらです」と表⽰することができる。 - 来訪したタイミングでレコメンド
過去に購⼊した商品に応じたレコメンドを、次回来訪したタイミングで「お客様へのおすすめの商品はこちらです」という形で表⽰することができる。
「KARTE」では接客した結果を確認したり、複数の表現のABテストを実施することができるため、「どのタイミングでどのような提案をするのが効果的か」と言った効果検証をしながら、最適なレコメンドの出し方をさぐることが可能だ。これによりより効果的なレコメンドを検証し、効果を高めていくことができる。
タイミングをあわせたレコメンドが可能になることで、店頭での接客のようなリアクションで商品をおすすめすることができ、よりインタラクションな世界観が実現できそうだ。
KARTE(カルテ)
https://karte.io/
アイジェント・レコメンダー
http://www.silveregg.co.jp/ir/ir01.html