DMM.comは、ユニークな家電製品の国内外での流通・販売を支援する「DMM.make Distribution」部門を立ち上げたことを発表した。これに合わせ、自社ブランドでの輸入流通第1弾として「DMM.make BASIC」シリーズの販売も開始した。
国内外のユニークな家電製品の販売を支援
「DMM.make Distribution」は、国内のユニークな家電製品の流通・販売を支援する「輸出型販売代理店業務」と、海外のユニークな家電製品の輸入販売代理店業務を行う「輸入型販売代理店業務」を行う組織。部門を1月に設立し、2月9日から正式に事業を開始した。代理販売からカスタマーサポートにも対応する。
テクニカルパートナーとしてCerevo代表の岩佐琢磨氏も仕組みの構築で初期から関わっているとのことだ。
国内での販売チャネルとして、リアル店舗とECサイトで展開。リアル店舗に関しては大手家電量販店や専門店、ECサイトでの販売に関しては、すでに提供している「DMM.make STORE」や「Amazon DMM.make STORE」に加え、新たに楽天市場に「DMM.make STORE 楽天市場店」を出店し、自社製品に加えて、CerevoやUPQの製品の販売を開始した。
すでにほとんどの国に流通が可能に
海外のECサイトに関しては、Amazonを中心に各国でシェアを獲得しているモールの利用を想定しているほか、こちらもリアル店舗に展開していく予定。
すでにアメリカ・EU・インド・ドバイ・中国・香港に営業拠点を設けており、インド・ドバイの拠点が中近東やアフリカの周辺国をカバーするほか、アメリカの拠点はカナダをカバーするため、ほとんどのエリアを流通可能国としているとのことだ。
同時に発表された「DMM.make BASIC」は、DMMの自社ブランドとして高い品質の商品を低価格で提供。USBケーブルやHDMIケーブル、USB充電器、アルカリ電池、インクカートリッジなどを販売する。
海外ではAmazonがこれに近い動きとして、スタートアップの販売を支援する「Amazon Launchpad」の提供を昨年7月から開始している。今後どのような製品が販売されるか注目したい。
DMM.make Distribution
http://make.dmm.com/distribution/