最近国内でも話題にのぼることが多くなってきたバーチャル試着サービス。この呼び方が正しいのかどうかちょっと悩みどころなところがあるが、いわゆるECサイトにおいてサイズ選びをサポートするサービスを指す。
国内のプレイヤーとしては、大手での採用が続くスウェーデン発の「Virtusize(バーチャサイズ)」、楽天が買収し導入を始めたイギリス発の「Fits.me」があり、ここに来て注目が高まってきている分野といえる。
そんな中、国内でもスタートアップ企業であるメイキップが「unisize(ユニサイズ)」の提供を開始した。
アンケートにより最適なサイズを提案
「unisize」は、最短1分で完了する簡単なアンケートに答えるだけで、アイテムごとの最適なサイズを提案してくれるサービス。国内外のブランドを対象とした多くのサイズデータをもとに、独自のアルゴリズムでオススメのサイズを提案するという。
すでに「夢展望」に先行導入されており、1月21日の時点で総採寸回数3万回、ID数は6,000件を突破している。
アンケートに関しては、まずサイズの合うブランド、そのブランドのカテゴリとサイズを選択、次に身長と年齢を入力し、ボディ・ウエスト・腕の長さを選択する。
入力が終わると結果が以下のように表示される(左側)。アンケートは1度入力しておけば、他の商品のページを開くだけでおすすめサイズが表示されるようになる(右側)。
ECサイトは、簡単なタグの設置とサイズデータを取り込むことでサービスを導入できる。料金体系は、fit数(使用回数)に応じて月額利用料が変動するモデルで、2,499回までは無料、7,999回まで月額5万円という形で変動していく。
代表の柄本真吾氏は、セプテーニ、ドリコムを経て2015年2月にメイキップを設立。大学時代にやっていたラグビーの影響で、モモの太さが合わず、サイズ選びに何度も失敗した経験を持っており、買い物がしにくい原因となっている購入環境を変えようとメイキップを設立したという。
2016年中に導入社数100社を目指すとのことだ。
unisize(ユニサイズ)
https://befit.makip.co.jp/