ファッションメディアアプリ「TOPLOG(トップログ)」を展開するTOPLOGは、ジャフコが運営する投資事業組合を引受先とする第三者割当増資を実施し、2億円を調達したことを発表した。
調達した資金はPR活動、エンジニア採用、コンテンツ開発の強化にあてられる。
サービス開始前から2億円を調達
ファッションメディアアプリ「TOPLOG(トップログ)」。聞きなれない方も多いと思うが、実はまだ開始前のサービスだ。
1月6日から事前登録の受付を開始しているが、サービスの開始は3月1日を予定。
イメージモデルには梨花を起用しており、3月1日からテレビCMの放送も決定している。プロモーションによる垂直立ち上げを狙い、初期に100万ダウンロードを目指す。
質の高い最新のファッション情報を発信
「TOPLOG」は、最新のファッション情報を発信する女性向けのファッションメディアアプリ。ネットではなかなか見られないような質の高いオリジナルコンテンツを無料で配信。ファッション好きなF1層(20歳〜34歳までの女性)をメインターゲットとして展開する。
トップモデル・トップスタイリスト・トップブランドが発信する、質の高いコンテンツを提供することで、アパレルブランドが自社のブランディングにつなげられるようなメディアになることを目指す。
中心となるのはファッションコンテンツがメインだが、ビューティー・ラブ・ライフスタイル・カルチャー・ウェルネス・グルメなど、様々なカテゴリのコンテンツをファッションと絡めながら展開していく。紹介するアイテムはブランド公式の通販サイトなどにリンクし、そのまま購入できるようにする。
好きなモデルやブランドを軸に情報を取得することもできるほか、トップモデルの私服スナップなどの貴重なコンテンツも用意する。
クーポンやフェア情報といったお得な情報も提供していくとのことだ。
TOPLOGは、2014年10月に設立された企業で、この「TOPLOG」を主力事業としている。その為これまで水面下で準備してきた事業ということだ。
代表の亀山隆広氏は、マークスタイラーなどのアパレル企業で12年間取締役を歴任した人物。アパレル業界での経験や人脈などを活かし、ブランドプロモーションにおける経営課題を「新しいメディアの形」を作ることで解決に導くことを目指す。
「TOPLOG」の挑戦はウェブメディアにおける「アイデンティティーの確立」というテーマがあるのかもしれない。ウェブメディアは記事の量産化の流れで、大枠のテーマがありつつも編集者不在で、その一貫性には疑問を持つことが多くなってきた。広告に関しても高級ブランドの横に低価格ブランドが並んでしまうということも珍しくなく、世界観を重視するブランドにとってはウェブメディアで広告掲載先を見つけるのが困難という側面もあるようだ。
雑誌のようなというと語弊があるかもしれないが、プロの編集者により統一された世界観を構築し、ブランドとともに自己を確立するメディア。そんな姿が見れるのかもしれない。
TOPLOG(トップログ)
https://toplog.co.jp/