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楽天市場、Fitsのバーチャル試着サービスを導入開始

楽天は昨年の9月、バーチャル試着サービス「Virtual Fitting Room(バーチャル・フィッティングルーム)」をイギリスで展開するFits.me社を買収し、完全子会社化した。
このFits.me社が提供するバーチャル試着サービスを楽天市場の2店舗に初めて試験導入したことを1月26日に発表した。
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サイト上でサイズ感を確認可能

バーチャル試着サービス「バーチャル・フィッティングルーム」は、身長・体重・年齢・体型を入力することで、入力した体型のマネキンが作成され、服を着用したイメージを確認できるサービスだ。
体型に関しては、胸周りと腰回りを感覚で入力する簡易版と、バストやウェストなどの4ヶ所のデータを入力する詳細版が用意されている。
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情報を入力すると、推奨サイズを提示してくれるほか、ほかのサイズを着た際のイメージを簡単に切り替えて表示することができる。その際には「ややゆるめ」などの目安も表示してくれる。
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いくつかのシャツを試してみたが、ワイシャツの色や柄まで再現してくれるわけではないので、あくまでサイズ感を確認するためのものとなる。
また、マネキンの作成はないが、サイズを入力することでオススメのサイズを提示してくれる簡易版「フィット・アドバイザー」もある。こちらはサイズ入力後に、「ピッタリ」「普通」「ゆったり」などのフィット感を選択することで、おすすめのサイズを教えてくれる。
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今回「バーチャル・フィッティングルーム」は「紳士服はるやま」がメンズ用ワイシャツ約60点を対象に、「フィット・アドバイザー」は「スタイライフ」が約8,000商品を対象にそれぞれ提供を開始した。
いずれも対象の商品ページにある「あなたにピッタリなサイズをチェック!」というボタンから利用することができる。対象商品の例としては、紳士服はるやまは「ボタンダウンワイシャツ」、スタイライフは「レディース半袖ワンピース」で確認できる。
私が使ってみたところでは、片方の店舗でサイズデータを保存しても、他の店舗では改めて入力する必要があった。試験導入段階だからかもしれないが、データを複数店舗で共有できるようになれば、楽天市場の特徴の一つになりうるサービスとなりそうだ。


紳士服はるやま
http://www.rakuten.ne.jp/gold/haruyama/
スタイライフ
http://www.rakuten.ne.jp/gold/stylife/
楽天市場
iPhone / Android
価格: 無料

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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