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スペースマーケットが今春から民泊事業に参入へ

イベントスペースなどを1時間単位で貸し借りできるマーケットプレイス「スペースマーケット」を展開するスペースマーケットは、新たに民泊事業に参入することを発表した。
サービスの開始は今春を予定しており、日本語と英語サイトを同時に公開する予定だ。
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ユニークな民泊物件を紹介

「スペースマーケット」は、一般的なイベントスペースから、古民家やお寺、映画館、球場などのユニークなスペースまで借りることができるマーケットプレイス。「お寺で経営会議」「古民家で結婚式」「映画館でパーティー」といったユニークな利用事例が生まれている。2014年4月にサービスを開始し、現在取り扱っているスペース数は4,500件を超えているという。
新たに開始する民泊事業は、すでに登録済みである古民家・宿坊・住宅などの宿泊可能な施設をはじめ、ユニークな施設を掲載していく予定とのことだ。
民間住宅の空き部屋などを旅行者に有料で泊める「民泊」。スペースマーケットがこのタイミングで民泊事業に参入する理由として、民泊における法整備や規制緩和の動きがあることを挙げている。
「宿泊料」を受け取り継続的に人を宿泊させるには旅館業法の許可が必要となるが、民泊に関しては準拠すべき規則が定められていないため原則禁止という状況だという。
しかし、「Airbnb」などで注目度が高まっている民泊に関して、国内で解禁する動きが出てきている。東京都大田区と大阪府は独自の条例を定め、これを認めていくことが決定しており、いずれも春頃までには施工される予定だ。
また、一部報道で2016年4月に法整備を行わない範囲で全国で解禁すると伝えられている。この内容に関しては当メディアでは事実関係を確認できていないが、今春というタイミングはこれを受けてのものとなる。
規制が関わってくるものなので、地域限定もしくは延期なども十分あり得るが、今後の展開に注目していきたい。


スペースマーケット 民泊物件特設サイト
https://spacemarket.com/pages/stay

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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