商業施設や百貨店などのリアル店舗の情報をチェックできるアプリ「NEARLY(ニアリ)」を運営するipocaとヤフーは、業務提携したことを発表した。
まずは、ipocaが持つ店頭情報データをヤフーが運営する地域情報サービス「Yahoo!ロコ」に提供。今後もヤフーが提供する地域サービスとの連携を推進する予定だ。
リアル店舗の商品を検索できる世界を
「NEARLY(ニアリ)」は、消費者がリアル店舗のアイテム情報やセール情報、キャンペーン情報などをチェックできるアプリ。属性や位置情報などにより利用者に最適な情報配信も行う。
2014年5月にサービスを開始し、店舗へ送客するO2Oサービスとして百貨店や商業施設を中心とした80施設・約9,350店舗に採用されている。
一方の「Yahoo!ロコ」は、ヤフーの地域に関するサービスを2011年6月に統合して生まれたサービス。飲食店やホテル、病院などの施設情報を検索できるほか、クチコミやクーポン情報も提供する。掲載パートナーは200社以上で、約640万件の施設情報を掲載。2015年11月の月間総ページビューは約1億4,885万、ユニークブラウザ数では約4,773万にのぼる。
集客力のあるヤフーと店頭情報を持つipocaの提携、両社のシナジーに関しては以下の点をあげている。
飲食店を探すように、リアル店舗の商品を検索できるように
1月18日から「NEARLY」が持つ店頭情報を、「Yahoo!ロコ」の施設・店舗情報ページ内に掲載を開始。3月からは「Yahoo!ロコ」内で検索できるようにする予定だ。
実証テストとして、2016年の初売りセールに関する特集を「Yahoo!ロコ」に掲載したところ、通常の特集と比較して約10倍のページビューがあったという。
ipocaは、消費者が飲食店を検索するような感覚で、リアル店舗で売っている商品を検索するような世界観を目指している。
今後はアパレルブランドと提携し、店頭在庫データとの連携も進めていく予定。詳細は2月に発表するとのこと。
NEARLY(ニアリ)
https://www.ipoca.jp/nearly/
Yahoo!ロコ
http://loco.yahoo.co.jp/