ヤフーは、「Yahoo!ショッピング」の出店者が負担する「ポイント原資負担料率」を1%から2.5%に変更することを1月12日に発表した。新たな料率は4月1日から適用される。
ポイント付与キャンペーンなどの原資に
「Yahoo!ショッピング」は、2013年10月にストア出店料、月額利用料、売上ロイヤルティの無料化を行っている。
今回発表になった「ポイント原資負担料率」というのは、「Yahoo!ショッピング」で利用者が商品を購入した際に付与するTポイントの原資として出店者に負担してもらうというものだ。つまり商品が売れた場合に発生する費用となる。
Tポイントの付与率は店舗側で1%~15%を自由に設定できるが、これまでは1%を必須としていた。
(プロフェッショナル出店において、「Yahoo! JAPAN ID」でログインせずに購入した場合はポイント負担が発生しない)
しかし「Yahoo!ショッピング」では、「プレミアム会員向けにプラス5%」や「スマホアプリでの購入でプラス1%」のポイント付与などのキャンペーンを継続的に行っているほか、3月までは全員5倍となるキャンペーンも実施している。
この付与分に関してはヤフーが負担して実施していたものになる。
今回の1.5%のプラス分はこれらのキャンペーンの一部を店舗に負担してもらうものであり、継続的に今の仕組みを続ける為の変更と言えるだろう。
ヤフーは先日、Yahoo!プレミアム会員の値上げを発表しており、消費者と出店者の両面から負担を求めるような形となっている。
2015年度第2四半期のショッピング事業(LOHACOを含む)の取扱高は前年同四半期比30.2%増と成長しているほか、「Yahoo!ショッピング」単体での12月25日〜1月3日における取扱高が前年比80%増となっている。(いずれもわかりづらい数字ではあるが)
好調だった理由としては「誰でも5倍」のキャンペーンが奏功したとしており、ヤフーは今後も同様のキャンペーンを積極的に展開していくものと思われる。
【重要】ポイント原資負担料率 変更のお知らせ
http://topics.shopping.yahoo.co.jp/sellnotice/archives/20160112-1.html