株式会社Fablicは、同社が運営するフリマアプリ「FRIL(フリル)」において、ウェブサイトからも商品の購入が可能になったことを発表した。
パソコンからも購入が可能に
「Fril(フリル)」は2012年7月27日に日本で初めてフリマアプリを開始したサービス。アプリのダウンロード数は400万件を突破した。
女性向けに限定してサービスを提供していたが、2015年7月から男性でも利用できるようになっている。
これまで出品されている商品の購入は、iPhoneやAndroid向けに提供されているスマートフォンアプリからのみとなっていたが、今回からウェブサイトやスマートフォンのウェブサイトにブラウザでアクセスして購入できるようになった。
Fablicはウェブサイトへの対応に関して、以下のようにコメントしている。
これまではアプリ上のサービスを拡充させることを最優先に考えて来ましたが、出品数が1,000万点を超え、更に多くの方にFRILに出品されている商品を知っていただきたいという想いがありました。
また、様々なアプリが普及する中で、ダウンロードする事のハードルが上がっており、まずはサービスに触れていただく機会をつくる目的でWEBが必要だという考えに至りました。
今回のWEB版では出品機能はありませんので、まずはFRILに触れていただき、気に入っていただけた方が様々な機能を利用できるアプリをダウンロードしていただけるきっかけになれば考えています。 (Fablic 広報)
フリマアプリで最も利用者を獲得している「メルカリ」や、今月サービスを開始したばかりの「ZOZOフリマ」の場合は、ウェブで出品されている商品を確認できるものの、購入にはアプリが必要となる。
フリマアプリでは多く見られるフローだが、パソコンやアプリをダウンロードしていない利用者は、離脱してしまう可能性の高いポイントでもある。今回の改善がどのような影響を及ぼすのか注目したい。