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千葉市からドローン配送を実現へ ー 国家戦略特区に指定

政府は12月15日、千葉市を国家戦略特区に指定し、ドローンを活用した配送を可能にしていくことを明らかにした。3年以内のドローン宅配の実現を目指しており、まずは千葉市から実現していく形となりそうだ。
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医薬品や生活必需品の配送で活用

ドローンによる宅配に関しては、幕張新都心を中核とした計画と位置付けられているほか、千葉市内をドローンが自由に動き回れる形というよりは、必要な区間でのドローン宅配を認めていく形となるようだ。例えば、湾岸部にある物流施設から海を渡って千葉市に輸送するための活用や、高層マンションの上階への配送にドローンを活用するといったイメージだ。
また、配送する荷物に関しても、医薬品や生活必需品といったものを想定しており、テレビ電話などを介して処方薬を買えるようにしていく方針のようだ。
千葉市長の熊谷氏のTwitterでは、「宅配というと水平輸送ばかりが注目されますが、短期的に価値があるのは日本特有の高層マンションを対象とした垂直輸送です。若葉住宅地区という1万人以上が居住する住宅開発プロジェクトの設計段階に盛り込むことが主眼です」「実証実験地区は水平輸送では東京湾・花見川という水上を移動、垂直輸送では直下をバッファゾーンとする等の対策が可能な地域です」とコメントしている。
千葉日報によると、アマゾンや楽天、スタートトゥデイなど、湾岸部に物流施設を持つ通販企業と意見交換していることを明かしたとのことだ。
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首相官邸公式サイトより
イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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