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楽天が中国のモールに「楽天市場旗艦店」を出店 ー 京東集団の「JD Worldwide」

楽天株式会社は、中国EC大手の京東集団が展開する海外企業向けのBtoCオンラインショッピングサイト「京東全球購(JD Worldwide)」において、「楽天市場旗艦店」を12月16日に出店したことを発表した。楽天が他社のモールに出店するのは初めてのことで、今回はベータ版店舗という位置付けとなる。
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中国で楽天市場の人気商品を販売

出店した「楽天市場旗艦店」では、楽天市場で販売する高品質な日本の商品を中国の消費者へ向けて販売。まずは、化粧品・お菓子・健康食品を中心に販売し、今後順次拡大していく予定だ。出品は楽天自身が行う。
出店する「JD Worldwide」は、2015年6月に日本館をオープンしており、日本製品の販売を強化している。
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楽天株式会社 常務執行役員の高橋理人氏は以下のようにコメントしている。

JD.comとの今回の新しい協業により、楽天市場が誇る大小様々な店舗から高品質かつ人気の商品を中国の消費者へとお届けすることができます。これにより、更なるクロスボーダーECの発展を確信しています。楽天は今後も中国市場に、より魅力的な商品を提供できるよう注力します。

楽天は2010年10月に百度と設立した合弁会社を通じて、中国のインターネット・ショッピングモール「楽酷天(らくてん)」を展開したが、2012年5月に撤退した経緯がある。その際は撤退した理由として、計画を下回り改善が困難であることをあげていたが、再度展開する機会を模索するとしていた。
今回、アリババが展開する「Tmall Global」に次ぐ規模のモールへ出店することにより、中国における楽天市場の知名度をあげていく狙いがあると思われる。今後の展開が気になるところだ。


楽天市場旗艦店
http://rakuten.jd.hk/
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イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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