BASE株式会社は、ネットショップを無料で簡単に開設できる「BASE(ベイス)」において、ショップオーナーが未回収リスクを追うことなく導入できる「後払い決済」の提供を12月1日より開始した。
商品到着後に支払える決済手段
「後払い決済」は、ネットショップの利用客が、購入した商品を受け取った後に代金を支払うことができる決済サービスで、請求書の発行日から2週間以内であればコンビニ・銀行・郵便局のいずれかで好きなタイミングで支払うことができる。
商品を受け取った後に代金が支払えるため、安心して利用できる点や、クレジットカードがなくても利用できる決済サービスとして、利用者が伸びている決済手段だ。
「BASE」は、ショップ開設者が導入できる決済サービス「BASEかんたん決済」を提供しており、すでにコンビニ決済・クレジットカード決済・銀行振込に対応していたが、これに後払い決済が追加される形となる。
これまでの決済手段は申請後すぐに利用できたが、後払い決済に関しては1週間ほど審査に時間がかかるとのことだ。
コンビニ決済・クレジットカード決済・銀行振込に関しては、ショップにかかる手数料が3.6%+40円だが、後払い決済に関しては6%となる。
他の決済手段と比べると手数料は高めとなるが、未回収リスクは「BASE」が負担するため、購入者の受取が確認できれば、未回収であったとしてもBASEが商品代金を店舗に対して支払うため、ネットショップ側はリスクを追うことなく後払い決済を導入することが可能だ。
なお、「後払い決済」に関しては購入者に対しても300円の手数料が発生する。
「後払い決済」は、商品が届いてから代金を支払う形となるため、はじめて利用するショップでも安心して使える決済手段だ。そういった意味では「BASE」でショップを開設する店舗が導入できることは、購入率の向上に寄与することになりそうだ。