楽天株式会社は11月5日、2015年度第3四半期の決算説明会の中で、「楽天市場」の流通総額におけるモバイル比率が初めて5割を超えたことを発表した。
1年でモバイル比率が1割近く増加
楽天は、2014年度の第3四半期の決算説明会からモバイル比率(フィーチャーフォン、スマートフォン、タブレットを含む)を発表しているが、2014年第3四半期に43%だったモバイル比率が1年で8%近く増加し、初めてパソコンを上回った。
2015年度第2四半期からの伸びは2.8%と伸びが加速しているが、スマホアプリかつ楽天カードで決済した場合に、ポイントが3倍になるキャンペーンを実施したことが奏功しているとのことだ。
スマホアプリ経由の流通総額は前年同期比 82.2%増となっており、こちらも大きく伸ばしている。
2015年4月に行われた「GINGER mirror」の発表会の際に、楽天市場におけるスマホユーザーの7割が女性で、20代と30代が中心であることが明かされている。
また、スマホで購入されているジャンルに関しては、女性の場合「レディースファッション」「ベビー」「美容・コスメ」、男性の場合「スマホデバイス」「ホビー」「メンズファッション」とのことだった。
スマホシフトは女性を中心に進んでいることがわかるが、これは楽天市場だけでなくEコマース全体における傾向といえるだろう。偏りがあることからも、モバイル比率は今後も伸びていきそうだ。
なお、ヤフーが2015年度第2四半期に発表した、eコマース国内流通総額(Yahoo!ショッピング、ヤフオク、LOHACO、アスクルなど)におけるスマートフォン経由比率は39.5%だった。
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