株式会社リクルートホールディングスの事業育成機関である「Media Technology Lab.」は、アパレル店員と顧客をつなぐショッピングコミュニケーションアプリ「dood(デュード)」の提供を10月24日から開始した。まずはiPhoneアプリの提供を開始している。
店員と顧客を継続的につなげるプラットフォーム
「dood」は、アパレル店員と顧客が専用アプリを通して継続的なコミュニケーションを行えるようにするサービス。
招待制のサービスとなっており、店舗スタッフが接客した顧客を招待し、フォローされることでつながることができる。
店員をフォローすると、その店員による新しいアイテムやおすすめのコーディネートなどの投稿がフィードで受け取れるほか、1対1のダイレクトメッセージでやり取りすることもできる。
リクルートはこのサービスを開発した背景として、店員と顧客との間にまだまだ距離があり、店頭での接客を避けたり、一度きりの接客で終わってしまうという機会損失が生まれていることをあげている。
「LINE」の公式アカウントなど、顧客との接点となるコミュニケーションツールもあるが、店員とダイレクトに繋がる点では、「dood」はより距離感を縮めることができるのかもしれない。
ただ、アプリをインストールしてもらう敷居など、乗り越えなくてはならない壁もありそうだ。
パルコでは店員が積極的に情報発信を行う「カエルパルコ」を展開している例があるが、顧客との接点をネット上で作っていく動きは今後もいろいろとありそうだ。
dood(デュード)
http://dood.jp/