株式会社三越伊勢丹ホールディングスとカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下CCC)は、マーケティング事業を推進する新会社の設立を中心とした包括提携に向けた基本合意書を締結したことを発表した。
Tポイントカードも2016年春から利用可能に
両社のノウハウを活かしたマーケティングの新会社を三越伊勢丹が出資比率51%、CCCが49%で設立する。
CCCは、同社が展開するTポイントカードが1年間5,500万人に利用されているほか、「蔦屋書店」「蔦屋家電」の実店舗も運営している。一方の三越伊勢丹は、国内外で百貨店などを運営するほか、グループで展開するエムアイカードは270万人以上の会員が利用している。
両社の資産を活用したマーケティング事業を推進するほか、共同でライフスタイル提案型商業施設など、新たな事業の企画・開発も検討していく。
また、2016年春からは三越伊勢丹の国内百貨店子会社で「Tポイント」の利用を可能にする予定。百貨店で初めての採用となる。
様々な業態で採用されるTポイントだが、これまでとまた違う顧客層への利用が広がりそうだ。三越伊勢丹にとっても、新たなターゲットへリーチする上で、CCCが持つ資産を手に入れることは大きな転機となるのかもしれない。
三越伊勢丹ホールディングス
http://www.imhds.co.jp/
カルチュア・コンビニエンス・クラブ
http://www.ccc.co.jp/