株式会社プレイドは、同社が展開するウェブ接客プラットフォーム「KARTE(カルテ)」を、オンラインショッピングモールの店舗向けに初めて提供することを発表した。
導入されるのは、株式会社ディー・エヌ・エーが運営する総合ショッピングサイト「DeNAショッピング」と、KDDI株式会社とDeNAの子会社である株式会社モバオクが共同で運営する「auショッピングモール」。8月20日からサービスの提供を開始した。
モールが持つ会員情報を使った接客が可能に
「KARTE」は、リアル店舗で当たり前のように⾏われている「相⼿とその状況にあわせた接客」をウェブサイトでも可能にし、新たな顧客体験の提供を実現するサービス。
来訪者の特徴や⾏動データをリアルタイムに解析し可視化することができ、個々の来訪者にあわせたメッセージ配信などが可能になる。
今回「DeNAショッピング」と「auショッピングモール」の出店店舗は、管理画面から申し込むだけで「KARTE」を利用できるようになる。通常導入の際に必要になるコードの設置などはモール側が行う。
「KARTE」を導入することにより、自店舗内のアクセス情報や購買情報などのデータを用いた来訪者へのメッセージ配信が可能になるほか、モールが持つ会員情報である年齢・性別・誕生日・会員ランクといった情報も活用できる。
これにより、モールの利用度に応じたアプローチや、年齢層や性別に基づいたアプローチが既存客に対してはもちろん、自店舗で購入したことがない来訪客に対しても行うことが可能になる。
今回、両モールを利用する店舗向けのオリジナル料金プランで提供。接客を無制限で行うことができる月額固定料金プランを5,000円から用意した。価格は自店舗のユニークユーザー数で変動する形だ。
すぐに活用できる「接客レシピ」も提供
「KARTE」では、来訪者の特徴に応じた様々な接客を自在に設定することができるが、より簡単に活用するための「接客レシピ」の提供も行う。
これにより「どのような接客をすればよいかわからない」といった悩みを解消するとともに、より効果的な施策を簡単に実現できるようにする。
今後もプレイドとDeNAの両社により、効果的な「接客レシピ」を開発する予定だ。
「DeNAショッピング」と「auショッピングモール」は、ファッション・コスメ・雑貨・日用品・グルメなど、2,000万品以上の商品を取り扱うオンラインショッピングモール。
取扱高の約80%がスマートフォン経由で生まれており、スマートフォンによる利用が多いのが特徴で、4,000店舗以上(※2014年12月末時点)の店舗が出店している。
今回「KARTE」の導入を記念して、8月中に申し込むことで9月末まで無料で利用できる「KARTEスタートダッシュキャンペーン」を実施する。
DeNAショッピング
http://www.dena-ec.com/
KARTE
https://karte.io/