By 日本最大級のDIY用品のECサイト「DIY-TOOL.COM」を運営する株式会社大都は、株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズとみずほキャピタル株式会社を引受先とする第三者割当増資を実施し、総額約4.5億円を調達したことを発表した。
1937年に工具卸問屋で創業した企業が2002年にECを展開
大都は1937年に工具卸問屋として創業した78年の歴史を持つ企業。三代目となる現社長が業態転換を図り、2002年に一般消費者向けDIY用品のECに参入。自社サイトとして「DIY-TOOL.COM」を立ち上げたほか、楽天市場などのモールにも出店している。
現在は90万点以上の商品を取り揃え、日本最大級のDIY用品のECサイトとなっている。
2014年には、日本初の体験型DIYショップ「DIY FACTORY」をオープン。大阪難波にオープンしたのを皮切りに、東京二子玉川に2号店を出店。休日には1日7,000名以上が訪れる盛況ぶりとなっている。
DIY FACTORYの様子
大都は今後、DIYを切り口にヒト・モノ・ソリューションを提供するプラットフォーム事業を展開。まずは既存の事業を強化しつつ、新たに動画メディア「MAKIT!」を立ち上げる。ここではDIYのやり方を伝える動画コンテンツを提供していく。
「DIY FACTORY」は店舗数の拡大、「DIY-TOOL.COM」は在庫商品の拡充による即納体制の強化や木材等の素材の取り扱いを強化するほか、システムの刷新によるCRM機能の大幅強化を予定している。
「DIY-TOOL.COM」は、「切る」「締める」「削る」などの用途別に探せるようにしており、なんとなく商品を探しにきた人にもわかりやすいナビゲーションを提供している。体験型DIYショップの展開も含め、DIY初心者にとっての受け皿となっていきそうだ。
